顧問社労士をお探しの方へ
■顧問社労士とは
企業と顧問契約を結んでいる社労士のことです。
どんな企業でも、社員を雇用している限りは労使間のトラブルになる可能性はあります。
顧問社労士は日常的に労務相談にのることができるため、トラブルになりそうな小さな芽を見つけ、早期に解決することができます。また、もし、トラブルになってしまった場合は、労務の専門家として過去の労働判例なども参考にしながら、適切に対応します。社内での解決が難しい案件でも、社外顧問の社労士がいることで、冷静に適正に解決策を見出すことができます。
経営者が事業を成長させ利益を生むこと、そしてそこで働く従業員が自身の能力を十分に発揮し安心して仕事ができること、顧問社労士は、職場環境の整備を通じてそんな企業と従業員の夢をサポートします。
■顧問社労士のメリット
社労士と顧問契約することで得られるメリットは、大きく分けて5つ挙げられます。
- 従業員とのトラブル予防・解決
- 社会保険・雇用保険に関わる手続代行による時間・費用短縮
- 人事評価制度などの組織改革
- 最新情報のご提供
- 社員の企業への信頼感アップ
1.従業員とのトラブルの予防・解決
社員との問題が起こった際、顧問社労士にすぐに相談することができます。 ささいなことがトラブルになり、こじれてしまう可能性もあります。 そのような事態を防ぐために、事情をよく知っている顧問社労士が、第三者の専門家として労使の間に入り、対応を行うことで、早期にトラブルを解決することができます。 また、顧問社労士が、日々のご相談や手続きの中からトラブルの種を早期発見し、未然に防ぐことが可能です。
2. 社会保険・雇用保険に関わる手続の代行
社会保険、労働保険などの手続は、煩雑で時間がかかります。 社内でこのような業務を担当する人材を育てるためには、時間も費用もかかります。 顧問社労士は正しく、迅速にこのような業務を担うことができるので、経営者、人事担当者の方には本業に集中していただくことができます。 また、正しい迅速な手続きはリスク管理にもつながります。
3. 人事評価制度などの組織改革
社員の能力を活かし、モチベーションが高まるような、人事評価制度や賃金制度などをご提案し、組織活性化に貢献します。
4. 最新情報のご提供
労働環境に関する法律は、日々変わります。顧問社労士は、労働環境に関する法律の改正情報をいち早くお知らせしいたします。知らぬ間に法律違反をしてしまい、従業員とトラブルになったり、意図せず行政指導になってしまったりすることを、未然に防ぐことができます。
このように、顧問社労士と契約しておくメリットは、保険関係の手続きから労使間のトラブルまで、会社の『人』に関するすべてのことを、いつでも、なんでも相談できることではないでしょうか。
5.社員の企業への信頼感アップ
労務管理に精通した顧問社労士がいるということは、職場環境が法律に則って適切に整備されているということです。社内ではなく、社外に労務の専門家がいるという事実により、社員は安心して仕事に専念することができます。
■当事務所の顧問契約の特徴・メリット
1.労働問題解決のプロ
当事務所の代表は、経営法曹会議(使用者側の弁護士グループ)の賛助会員として
活動しており、退職、解雇、休職、ハラスメントなど労使トラブル発生時に安心して
相談いただけます。
裁判以外で労使紛争の解決を目指す「あっせん」の代理人資格も保有。使用者と労働者
が共に納得する解決を目指します。
2.予防法務のプロ
当事務所の代表は、大学院で労働法を専攻し豊富な知見を有しており、日常的なご相談の中から、労使トラブルの芽を見つけ出し早期に解決します。労働者の中には労働関係法の知識があまりない方もいらっしゃいます。説明不足や勘違いでトラブルが起こってしまうことがないよう、労働環境の整備をサポートします。特に就業規則の作成・改定やハラスメント防止対策はトラブル予防の効果も大きいため積極的にご提案します。
3.行政での豊富な実務経験
労働局の非常勤職員として行政指導を行った経験をいかして、行政調査の立ち合いをいたします。行政側の調査のポイント、助言、指導、勧告の流れや是正報告について実務レベルの知識があるので安心です。
■労務監査サービス
当事務所では、ご希望がある顧問先企業様に労務監査サービスを提供しています。
<労務監査とは>
「労務監査」とは、企業の社会的責任(CSR)や労働関係法令を基本としたコンプライアンスに関して、潜在的なリスクの抽出を行うものです。人事労務分野において企業様が今何に取り組むべきかを明確にすることができます。「労務監査」を行うことで、気が付かずに法令違反をしてしまうことを防ぎ、トラブルが起こる前に人事労務分野の「課題」を解決することができます。また、労務監査は企業の信頼性やコンプライアンス体制を向上させ「人材確保」にも大きな影響を与えます。
<労務監査の確認項目>
主に、労働契約、求人・採用、賃金台帳・労働者名簿、労働時間管理、賃金、就業規則、安全衛生、社会保険、育児・介護、ハラスメント、雇用関係、企業リスク、人事制度などの項目についてチェックします。
具体的な内容としては、「人事・労務関係規定」・「労使協定」・「法定帳簿」などの整備状況の確認、人事・労務制度の制度運用状況の確認、社会保険・雇用保険の手続き状況の確認などを行います。
<労務監査のメリット>
行政の調査があっても安心
労務監査の確認項目は、労働基準監督署、労働局、年金事務所等行政機関の臨検調査の対象となる項目です。労務監査を行って、あらかじめ規定等を整えておくことで、行政の調査にも慌てずに対応することができます。
法改正に迅速に対応
労務監査では、法改正が行われた部分は重点的に確認しますので、常に最新の法令に対応した労務管理が可能です。
表面化していない人事労務の「課題」を見つけられる
社会保険労務士が相談顧問になっていても、相談することがない月もあると思います。また、課題がある企業様でも現状特に問題が起きていなければそれに気づくのが難しいこともあります。労務監査を行うことで、表面化していない課題を見つけ、毎月着実に労務環境の整備を進めることができます。
<労務監査の進め方>
労務監査では、まず、上記で挙げた確認項目を人事労務担当者様と社会保険労務士が一緒に確認します。チェックシートを使いながら該当箇所にチェックをしていきます。実際に規定等を見せていただきながら、社会保険労務士も一緒に確認することで、改善ポイントが迅速に見つかります。
次に当事務所が、上記の項目ごとに、「課題」、「対応方法」、「リスク度合い(低・中
・高)」を分析し報告書を作成します。リスクの度合いに応じて優先順位を決め、優先順位の高いものから改善していきます。自社でご対応可能な案件はご対応いただき、自社ではご対応が難しい部分は社会保険労務士がサポートします。
■社労士診断認証制度
当事務所では、ご希望がある顧問先企業様に社労士認証診断サービスを提供しています。
<社労士診断認証制度とは>
労働社会保険諸法令の遵守や職場環境の改善に積極的に取り組み、企業経営の健全化を進める企業を社労士が診断・認証する事業です。労務監査よりも簡易的な診断となります。
<社労士診断認証を受けるメリット>
〇この社労士診断認証制度は、「人を大切にする企業」であることを認証するものです。職場環境をよりよく改善し、従業員の皆さんが働きやすい企業を目指すことをアピールすることができます。
〇認証を受け、診断結果を公表することで、企業情報に高い信頼性が生まれます。 求職者にとって、診断結果を確認できることは、企業実態の貴重な情報源となります。
〇社会保険労務士会連合会が作成した「経営労務診断™基準」に基づき診断するため、人事労務管理に関する問題点を正しく把握することができ、さらに企業が自発的に診断を受ける高いコンプライアンス意識があることを証明できます。
■認証マーク
認証マークの種類
職場環境改善宣言企業
社労士と一緒に、「職場環境改善宣言企業」確認シートの項目を確認していただき、職場環境改善に一層力を入れることを宣言いただければ、全国社会保険労務士会連合会よりマークを付与し、認証企業として掲載をします。
経営労務診断™実施企業
「職場環境改善宣言」を行なった上で、「経営労務診断™基準」に基づき所定の項目について社労士の確認を受けた企業に全国社会保険労務士会連合会よりマークを付与し、企業情報サイトにマーク情報を掲載します。
経営労務診断™適合企業
「職場環境改善宣言」を行なった上で、所定の項目について社労士の確認を受け、「経営労務診断™基準」に基づき必須項目のすべてが適正と認められた企業に、全国社会保険労務士会連合会よりマークを付与し、企業情報サイトにマーク情報と各項目の調査結果を掲載します。
※認証マークは自社ホームページや名刺、求人サイトなどでご利用いただけます。